むち打ち症の5つの種類(船堀はればれ事故ブログ)
2025年06月3日
むち打ち症の5つの種類とは?
ここで、むち打ち症の種類や症状について、改めて紹介していきましょう。
むち打ち症を聞いたことがある人、なんとなくどんなケガか想像がつく人、実際にむち打ち症の経験がある人など、ある程度むち打ち症について知っている人も多いと思います。
しかし、一言でむち打ち症といっても、実はいくつかの種類があります。
【むち打ち症の種類】
頸椎捻挫型
いわゆる「むち打ち症」の、約7~8割が、この頸椎捻挫型にあたります。
むち打ち症の種類の中で、最も多いタイプです。
ほとんどの人が、むち打ち症と聞くとこの頸椎捻挫型を思い浮かべていると思います。
頸椎捻挫型では、首に無理な力が加わった影響で、頸椎(首の骨)の周辺の筋肉やじん帯、軟部組織などへの損傷が多く見られます。
主な症状は、首や肩の痛みやこり、緊張感などです。
首周辺が熱を持っていたり、痛みが背中や胸にまで広がっていくこともあります。
さらに、頭痛や手のしびれが見られるケースもよくあります。
神経根症状型
事故の衝撃により、首周辺の神経に大きなダメージを受けた場合に起こるのが、神経根症状型のむち打ち症です。
事故の際、首のしなりによって背骨の神経が引き伸ばされることや、反対に圧迫されることで、神経の伝達が阻害され、症状が現れます。
このタイプのむち打ち症の主な症状は、頸椎捻挫型同様の首周辺の痛みのほかに、手足や腕の痛みやしびれが強く見られる傾向があります。
また、倦怠感、後頭部の痛み、顔面痛なども、神経根症状型で起こりやすい症状です。
脊椎症状型
脊椎の脊柱管を通る脊髄が傷付いたり、下肢に伸びている神経が損傷されてしまうのが、脊椎症状型です。
脊椎や下肢など、一般的なむち打ち症のイメージとは結びつかない人も多いかもしれませんが、これもむち打ち症の種類として挙げられます。
脊髄や下肢の神経がダメージを受けることで、下肢のしびれや歩行障害が発生します。
また、膀胱直腸障害が生じて、尿や便が出にくいなどの症状につながるケースもあります。
バレ・リュー症状型
バレ・リュー症状型のむち打ち症は、後頚部の交感神経が刺激されて起こることから、別名「後頚部交感神経症候群」と呼ばれることもあります。
血液や分泌液などを管理している交感神経がダメージを受けることで、事故とは一見関係のない部位や、全身に症状が出るのが特徴でもあります。
主な症状は、まず、後頭部や首の痛みをはじめ、めまいや耳鳴り、吐き気、眼のかすみや眼精疲労などが挙げられます。
そのほかにも、全身の倦怠感、記憶力や集中力の低下なども引き起こすのが、バレ・リュー症状型です。
脳脊髄液減少症型
脳脊髄液減少症型は、事故によって一時的に髄液圧が急上昇し、その圧が下方に伝わることで、腰椎の神経根にも強い圧がかかり、くも膜が裂けることで起こると考えられています。
初期の症状としては頭痛が特徴的ですが、その後の症状は極めて多数で、不定愁訴がそれに相当します。
頭、首、手足などの痛み、視力や聴力、味覚の障害、血圧障害や胃腸障害、不眠やうつ症状など、これらの症状も、事故によるむち打ち症の影響による可能性があるということです。
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