【自動車事故施術報告】ケース症例40 歩行中、T字路を横断しようとした際、右側から乗用車に追突されて発生した衝突事故
2022年04月7日
症例40 歩行中、T字路を横断しようとした際、右側から乗用車に追突されて発生した衝突事故
10代女性 / 学生 / 船堀在住
・来院
2021年11月
・負傷原因
歩行中、信号の無いT字路を横断しようとした際に右側から直進してきた乗用車に追突され首・腰・右股関節を負傷。（過失割合は自分０：相手１０）緊急搬送され、レントゲン撮影するも異常無し。
・症状
安静時痛、頭痛
頸部：倦怠感、屈曲痛、熱感あり
右上肢の痛み：重量物を持つと痛む、外転１４０度で痛む（スピードテスト陰性）
腰部：屈曲痛、伸展時痛、脊柱起立筋過緊張確認
右大腿部：打撲
右股関節：荷重痛、歩行痛、屈曲、内・外転、内・外旋痛
・経過と施術内容
初回来院時は頸部の熱感が強かったためアイシングをし全体的に軽擦で施術。
ホルミークリームを僧帽筋、大後頭直筋、胸鎖乳突筋に塗り終了。
翌日再来時には可動域は全体的に拡大するも重だるさがみられた。
ＲＰの刺激を加え、モルフォセラピーを行い施術。２日後の３診目は良くなってきているが首肩は気になる感じがある。
首肩まわりをメインに週3～4回の頻度で施術していき、15診目には右股関節、下肢の症状は落ち着いたため治癒。
頚部、腰部も右側の疼痛が夜就寝時や起床時に目立つも鍼治療を硬結部に行うと
施術を重ねるごとに良くなっていき頸部は42診目で治癒となった。腰部の起床時痛も51診目で消失したため3月で治癒となった。
・考察
右側から来た乗用車と衝突したため全体的に右側の症状が強く確認できた。体のバランスを整えるモルフォセラピーが有効だったのではないかと思う。今回のクライアントは夜勤があった日は体の負担が多く頚部、腰部も症状が強かったが鍼治療で上手く効果を出せて良かった。
・使用した主な技、ツボ
ＲP（大椎、合谷、腰腿点）、モルフォセラピー、鍼治療（硬結部位）
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