【施術報告】停車中に後続車が追突してきて発生した追突事故

2020年02月7日

トラックに乗車中、信号待ちで停車中に後方の乗用車に突っ込まれ発生した追突事故

・40代男性/会社員/松江在住
・来院:2019年11月来院
・負傷原因

来院約1カ月前、トラックに乗車し一般道路で信号待ちをしていたら、後方からワンボックスカーに追突され首・背部を負傷。受傷直後は痛みが少なく、大丈夫かと思っていたが徐々に首に痛みが出現。
痛みが出てきたため病院を受診したが、仕事が忙しくなかなか継続的に通院できず
だんだん背部に痺れが出てきたため自宅近くにある当院を受診した。(レントゲン異常なし)

・症状

頸部屈曲、伸展、側屈、回旋痛、首・背部、右示指(第2指)に痺れが出現。

 

・治療と経過

初診時は首の痛みが強く、頸部は全動作で痛みが左頸部にみられたが
可動域はそこまで悪くなく、事故発生から1ヶ月経過しているので軽擦法などの軽い手技は使わずに従来の手技を行い対応。
C7、Th10~Th12などのズレを感じたためモルフォセラピー、JRCを用いて初回は終了となった。
3日後に再来院した際は、施術後は良かったが、仕事が終わるころには辛くなってくるとのことであった。
手技のベースは変えずにホルミークリームを使い筋緊張を緩和させたのちにパイオネックスを貼り、3日連続での来院で経過をみた。
20日後に5診目の来院があった際は、痛みよりも痺れが出ていたので
疲労部位(臀部、上半身、前腕屈筋群)にマッサージガンを使用、さらに歪みのある首に矯正を用いた。
翌日に来院時には常に感じていた痺れが、仕事の終盤まで感じなくなっていた。
その後9診目までは全体的に調子が良く、たまに右示指にピンポイントで痺れがみられていたが
4回ほどの施術で気にならなくなっていた。
3、4日来院したら2週間ほど通院期間が空いて来院が繰り返しみられたが
15診目には頸部の突っ張り感や仕事後の倦怠感がみられる程度であったため2月をもって終了予定となった。

                                    

・考察

来院当初は症状が強く全ての動作で痛みがみられていたが
施術終了時の動作痛の軽減をよく感じていただけた。仕事が終わってからの来院が多く重量物を持ち上げた後は全体的に疲労からか不調部位もあったがモルフォセラピーを行いながら歪みの状態を伝えながら施術すると調子が良くなっていき、軽い力で症状が取れることを理解してもらうこともできた。
現場仕事のため多忙期だと通院間隔が開いてしまうので忙しくなる前の週に続けて来院していただくように伝え、重量物の持ち方や日常的に行うセルフケアなどを指導したところ少しづつ間が空いても良い状態をキープすることができるようになった。

・使用した主な技・ツボ

モルフォセラピー、JRC、パイオネックス、マッサージガン
No. 7448