【施術報告】信号待ち中に発生した玉突き事故
2020年04月2日
乗用車の後部座席に乗車中、交差点で信号待ちをしていた際に起きた玉突き事故
・20代女性/会社員/船堀在住
・来院:2020年2月来院
・負傷原因
来院2日前に、乗用車の後部座席に乗車中に、交差点の先頭で信号待ちをしていたところ
自分から2台後方の乗用車が前方不注意で後方の乗用車に衝突し
その後方の車が後方から追突してきて頸部・背部を負傷。(3台絡む玉突き事故)
翌日にクリニックを受診。頸椎捻挫の診断を受け、湿布、痛み止めを処方されるも疼痛が強いのが気になり当院を受診。(レントゲン異常なし、過失割合は相手10:自分0)
・症状
頸部屈曲、伸展、左右側痛、背部倦怠感。
・治療と経過
初診時は左側に強く症状がみられ、動作痛もみられたので
初診は軽擦法、揉捏法を用いて施術。筋緊張も広背筋や僧帽筋など主に働く
筋肉の緊張が強くみられたのでホルミークリーム、パイオネックスゼロを使用して終了。
翌日来院時は動作痛はやや残存しているが可動域は前日より良く。特に伸展動作が大幅に改善された。
2・3診目も軽めの手技を行い、2日後の4診目では当初左に出ていた疼痛が右側に出現していた。
右の小胸筋が硬くなっていたので、胸骨のモルフォセラピー、JRCを用いて対応したところ
疼痛の軽減が確認された。その後も2日おきに施術し、8診目には右側の疼痛はみられるものの痛みを感じる頻度としては少なくなっていった。
10診目から脊柱のモルフォセラピーやDRTを行いながら背部の歪みを取り除き
動きの悪くなっていた部位をしっかり動かせるようにしていくと
19診目には頸部の痛みも消失していた。
・考察
もともと肩こりがひどかったとのことであったが
事故後は背部から肩上部の筋緊張がかなり強くみられた。生後2か月の赤ちゃんを抱っこしたりライフスタイルが変わっているのも疲労感や張り感の取り切れない要因であったと思う。
今回はDRTを行ってみたところ背骨が真っすぐになったと言っていただけて
早い段階で症状を緩和することができた。
・使用した主な技・ツボ
JRC(肋椎関節、鎖骨)DRT(背骨矯正)、モルフォセラピー、パイオネックスゼロ(肩井)
No. 7647