交通事故治療のセルフケアのコツ ~こった部分は揉むより「動かす」~(船堀はればれ事故ブログ)

2025年10月15日

交通事故治療のセルフケアのコツとは?

交通事故によるケガの患部をかばうことで発生してしまった痛みの多くは、疲労の蓄積によるものです。

このような痛みは、患部の痛みと異なり、セルフケアで改善することが十分可能である場合がほとんどです。

最も多いのが、首の痛みをかばうことで生まれた肩の痛み、さらにその肩の痛みから、背中や腰に痛みが広がってしまうケースです。

交通事故では、むち打ち症などのように、首に大きなダメージを受けることが多く、その首をかばって肩をはじめ、背中や腰にも疲労による痛みが出やすい傾向があります。

肩は普段から酷使されやすい部位でもあるので、首をかばう動作が増えることで、痛みが出る頃には、肩はカチコチに硬くなり、ひどくこった状態になっていることでしょう。

このように硬くなった状態の肩を、自分で押したり揉んだりして圧を加えても、実はこりをほぐす効果は高くありません。

硬くなった肩をほぐすような強い力を自力で十分に与えるのは、意外と難しいことです。

むしろ、力まかせに圧を加えることで、余計な痛みを増やすことになることもあります。

また、肩なら自分で押したり揉んだりできると思いますが、これが背中や腰になると、手が十分に届かず、簡単なマッサージでも難しいと感じると思います。

セルフケアとは?

セルフケア=マッサージすることだという選択肢だけでは、なかなか解決できない痛みに直面してしまうことでしょう。

そこで、疲労の蓄積を解消させるセルフケアでは、押したり揉んだりのマッサージではなく、体全体を動かしてほぐす、という方法を取り入れると、効果が現れやすくなることがあります。

例えば、肩が痛い時には、腕をゆっくりと大きく回すことで、肩の筋肉を動かして血液の流れを促進させることができます。

背中の痛みも、肩甲骨を意識しながら腕を回すと、こりがほぐれて痛みが和らぎます。

腰の痛みは、下半身をよく動かすことで、停滞しがちな下半身の血流を良くして、それが腰の疲労の改善にもつながっていきます。

自分で出来るケアは

このように、自分でできる痛みのケアは、マッサージだけではありません。

体は全てつながっているので、動かすことでその動きが痛みの部位にも連動し、押したり揉んだりするよりも効率良く力を伝えることができるケースがあります。

直接押したり揉んだりすることが難しい部位は、周辺を動かすことでこりをほぐす方法があることを、ぜひ覚えておきましょう。

ただし、ケガの患部まで必要以上に動かして負担をかけてしまわないよう、注意して行ってください。

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