首痛だけじゃない!様々なむち打ち症の種類と症状

2019年10月2日

首痛だけじゃない!様々なむち打ち症の種類と症状

交通事故で引き起こされる「むち打ち症」には、いくつかの種類があります。

『頸椎捻挫型』

むち打ち症の大部分、およそ7~8割がこの頸椎捻挫型にあたります。
追突事故や急停車などで首に大きな負荷がかかることで起きる、“首の捻挫”です。
頸椎のまわりの筋肉やじん帯、軟部組織に損傷が多く見られます。

~主な症状~
・首の痛み
・肩の痛み
・首や肩周辺のこり
・背中や胸にかけての痛み
・背中のこり
・頭痛
・手のしびれ  など

『神経根症状型』

事故の衝撃により、特に首の神経根にダメージを受けた場合に起こります。
背骨の神経が首のしなりより大きく引き伸ばされたり、圧迫されることで神経伝達が阻害され、しびれや力が入らないなどの症状が現れます。

~主な症状~
・首の痛み
・手足や腕の痛みやしびれ
・後頭部の痛み
・倦怠感や脱力感
・顔面痛  など

『バレー・ルー症状型』

首の神経が傷付き、後頚部交感神経が刺激されて起こることから「後頚部交感神経症候群」とも呼ばれます。
血液や分泌液を管理している交感神経がダメージを受けることで、耳鳴りや全身の倦怠感など、事故とは関係のない部分や全身に症状が出るのが特徴です。

~主な症状~
・首の痛み
・頭痛や後頭部の痛み
・めまい
・耳鳴りや難聴
・目のちらつきや眼精疲労
・吐き気
・全身の倦怠感
・息苦しさ  など

『脊髄症状型』

脊髄まで傷付いてしまう重症なケースです。
下肢に伸びている神経が損傷されることで、下肢のしびれや歩行障害へと進行してしまいます。

~主な症状~
・下肢のしびれ
・歩行障害
・知覚障害
・尿や便が出にくい  など

『脳脊髄液減少型』

事故の強い外傷によって脳と脊髄のまわりを満たす髄液が漏れ出て髄液が減少してしまうことがあります。
髄液が少なくなり脳が正常の位置からずれてしまう結果、脳の血管や硬膜が刺激されて頭痛などの症状が誘発されます。

~主な症状~
・頭痛をはじめ全身の痛み
・聴力、視力、味覚障害
・血圧障害
・記憶力の低下
・不眠
・うつ症状  など

 

「むち打ち」と聞くと首の痛みをまず思い浮かべると思いますが、実はむち打ちの症状は単純に首の痛みだけで終わらないことが多々あるのです。
そして治療が遅れれば遅れるほど、重い症状に悩まされるリスクが高くなります。
このような症状の多さからも、やはりむち打ち症は軽視することはできないものであることが分かります。