【施術報告】後続車が追突してきて発生した衝突事故

2019年10月24日

乗用車で一般道を走行中、徐行運転中に後続車が突っ込んできて発生した追突事故

・40代男性/会社員/千葉県在住
・来院:2019年8月来院
・負傷原因

来院約1か月前に乗用車で一般道を走行中、渋滞してきたため徐行で直進していたところ後続車が前方不注意で後方から追突して首・肩を負傷。

(X-P、CT異常なし、過失割合は相手10:自分0)
すぐに整形外科に通院し治療を開始するも、徐々に、背部・腰部にまで痛みの範囲が広がり始めたため当院を受診した。

・症状

頸部屈曲、左回旋痛と違和感。腰部安静時痛、屈曲、左右側屈痛、歩行痛

 

 

・治療と経過

当院初回来院時は受傷直後より頚部・肩の痛みは緩和しているも、右背部・右腰部の疼痛は強く安静時痛もみられていたため、丘墟と上四とくにイオン球とパイオネックスを試したところ安静時痛の緩和が確認された。
全体的に右半身の筋緊張が著明であったため、軽めの手技で対応。終了時に疼痛・可動域が改善されていた。
翌日、2診目の際は、昨日よりは全体的に楽ではあるが腰の痛みは残存しており、右L2にピンポイントで症状を感じていた。
手技のほかにマッサージガンやRPで刺激をして対応。筋緊張がしっかり抜けると動き出しやROMは良好であった。
事故後の特徴でもある、倦怠感や緊張感は治療開始から4週ほどで目立たなくなるも9月中旬に仕事で重い物を持った際に、右腰部に再び痛みが出現。
その際もイオン球やホルミークリームを用いて治療を行い、10日間ほどで疼痛消失となった。
その後は週3回の通院頻度で来院、症状が強い時は鍼を帯脈に刺すと良い効果がみられた。
症状も改善されていき10月末をもって治癒となった。

・考察

体格も良く、筋緊張も強いが、強い手技は苦手なのでイオン球やパイオネックスなどを用いて対応。
鍼治療も効果を実感してもらえ、鍼治療は初めてだったとの事だが交通事故で来院した方にも効果を出せる事を証明できたと思う。

・使用した主な技・ツボ

マッサージガン、イオン球、パイオネックス、RP(丘墟・上四とく・帯脈)
No. 1654